ここのところ、YouTubeで炎上して謝罪動画をアップする人が目立ちます。
その方が何をやったとか、それが良いとか悪いとかをここで話すつもりはありません。
気になるのは、謝罪の仕方。
テレビで不祥事を起こした企業の社長のように、グレーのスーツで登場し
10秒以上、頭を下げれば許されると言う問題ではありませんが
あまりにもラフな謝罪もどうかと思います。
謝り方には3つのポイントがあります!
まず体重の掛け方。
先日見た、謝罪動画では、ハイチェアーに軽く腰掛け
足もだらしなく、まるで仕事の休憩中の談笑のような姿でびっくりしました!
「え?それで本当に謝っているつもり?!」
これでは、更に炎上間違いなしです。
謝るときは、必ず背筋を伸ばし、両足
座っているときには両方のお尻に均等に体重をかけることで
誠実な印象を与えます。
足はできる限り閉じる事が重要。
大股開きなだけで、開き直っていると勘違いされてしまいます。
2つ目は目線。
間違えてはいけないと思うあまり、原稿を見てばかりいると
これまた誤解されてしまいます。
”どうせ、部下に書かせた原稿を読んでるだけでしょ”
”あなたの言葉で謝りなさいよ!”
”棒読みで気持ちがこもってないじゃない”
そんな風に思われてしまうのです。
もちろん、適当に話してしまって、また炎上するのは避けたいところですので
原稿を用意するのは大切です。
特に事実を述べるときには、しっかり原稿に目をやり
棒読みと思われても良いので、原稿通り読む事をお勧めします。
ただ、以下のところは謝罪相手やカメラ目線で言うようにしてください。
「大変申し訳ありませんでした」
「お詫び申し上げます」などは
例え原稿に書いてあったとしても、読まなくても言えますよね?
しかも、最も相手が待ち望んでいるフレーズなので
心を込めて、相手の目を見る(動画の場合にはカメラ目線)で言わないと
許す気持ちが芽生えません。
それどころか、反省していないとか、まだ誤魔化しているなどと思われてしまう部分なので、気をつけましょう。
個人的な思いや質問に答えるときも
基本アドリブなはずなので目をそらすだけで
まだ嘘をついていると思われてしまう可能性があります。
アイコンタクトをしっかり取って謝罪するようにしましょう。
そして、最後に話す順番。
記者会見などを見ていてもそうですが
事の真相を詳しく説明すると言いながら
どうでも良い部分を長々と弁明する人が多すぎます!
聞いている人は「知りたいのは、そこじゃないんだよ!」と
余計に怒りが増してきます。
聞き手の感情を逆撫でしないためにも
最も大事な部分から説明するようにしましょう。
とはいえ、人間だもの間違いは誰にだってある事!
だからこそ、正しい謝り方をするかしないかで
その後のあなたの信頼回復のスピードに関わってきます。
恥ずかしいとか悔しいとか
そんな気持ちは捨てて
正しい謝り方をしてくださいね。