私は、様々な会社に伺ってコミュニケーションのコンサルティングを
させて頂くのですが
その時に、よく担当の方に頼まれる事は
A君(特定の社員を名指しで)の態度が悪いからなんとかして欲しい!
と言う事なんです。
実際、その方とお話をさせてもらうと
あることに気づきます。
それは、「返事が早い」のです。
え?すぐに返事をするのは良い事なんじゃないですか?と思いますよね?
実は、その返事のタイミングが重要なんです。
態度が悪いと言われる人に共通するのは
返事が早すぎるんです。
相手の話が終わったか終わらないかで話をするので
ちょっと被せ気味。
これだと、喧嘩を売っているように聞こえます。
「A君、わかりました?」の”た”が
言い終わるか言い終わらないかのタイミングで
「はい、分かりました」と言ってしまうと
いやいや承知したように聞こえてしまうのです。
実際、喧嘩している人同士の会話を聞いていると
だいたい、被せ気味に話していませんか?
もし、誰かと喧嘩したいのであれば、実験的に被せて話をすれば
思い通りの喧嘩ができますよ。笑
それは、相手の話が終わった後0.2秒での返事です。
先ほどの例で言うと
「A君、わかりました?」の”た?”を聞き終えてから
すぐに「はい、分かりました!」と言うと
気持ちの良い返事に生まれ変わります。
では、ゆっくり返事をすれば良いのかと言うと
そうでもありません。
これが1拍も置いてしまうと
何か腑に落ちないモヤモヤがあるように聞こえてしまうんです。
「A君、わかりました?」
1拍
「はい、分かりました!」
これだと、何か不明な点があるのかな?
納得していないのかな?と思われてしまうのです。
例えば、今はオンラインでのコミュニケーションも増えていますよね。
オンラインは便利な反面、時間差があって反応が鈍いじゃないですか。
あの時間差、私は思うように返事が返ってこないので
不安になる事があります。
ですので、返事は0.2秒。
相手の話に句読点の。が付いたら
すかさず、返事をしましょう。
それだけで、「君は気持ちの良い態度だ」と高評価を得られる事
間違いなしです!
そうですよね。今は、zoomなどでのオンラインが主流になりつつありますから
そうなると、時間差は仕方ないのでしょうか?
実は、そんな時でもこの一言を添えると相手が安心します。
「少し時間差があるので、返事が遅れるかもしれません」
これを加える事で、相手も「インターネットが原因だ」
と理解してくれるので
多少のタイムラグに理解を示してくれるでしょう。
もし、生意気だ!とか、態度が悪い!と言われた事があるのであれば
返事のタイミングをチェックしてみてください。